投稿歌1首(題詠「素」もしくは自由詠)
<題詠「素」>
亡母と
重ね合わす
思いも身も
「私の素」
作ったひとだから かずみ
「不要不急」とは申せ
カラオケも
歌会も
コンサートも
元気の素 田川宏朗
素足で走って
金メダル
再びの東京五輪
期待高まる 酒井里子
手紙に綴られた
素直な気持ち
文面に表れた
必死なほどの
思いやり 中澤京華
<自由詠>
こんな立派なお城に
住みたいと
思った途端
波にさらわれる
砂の城 高原郁子
鎮もれる
原始の森が
響(とよ)むとき
月光領に
蠢く魑魅(すだま) 一歳
あっけなく
なんとも
カンタンな
終わりって
ただそれだけ うみやま
捩れた
午後には
ココアを入れる
解は
湯気の中に 佐々木斐都
美容室閉店で
ぼさぼさの髪
結んで
揺れる
コロナストレス 彩葉
<投稿者>
一歳、彩葉、うみやま、 かずみ、酒井里子、佐々木斐都、
高原郁子、田川宏朗、中澤京華
*次回は2020年9月12日(土)に開催予定。
題詠及び開催場所と時間は8月頃にお知らせします。
題詠及び開催場所と時間は8月頃にお知らせします。