市川五行歌会

房総文学の発祥の地、市川市で2008年春に発会しました。

第106回「市川五行歌会」

日時;2019年12月14日(土)14:00~17:00

開催場所;JR市川駅南口直結徒歩2分 市川市|I-linkルーム

題詠「金」、自由詠

 

<一席>

金輪際という            

真底の底           

未だ識らず

見たし              一歳

 

<二席>

劣等感             

見栄

金欠           

の三拍子に

足がもつれている        漂彦龍

 

わたしとは誰か                     

索めずとも

あってあるもの

想起せよ

内なる宇宙             一歳

 

深海に棲む                   

金目鯛

大きな目の網膜の後ろ

タペタム層が

キラリと反射する                         中澤京華 

 

<三席>

冬の夜空に          

煌めく音符

星たちが奏でる

シンセサイザー

聞こえる                                   酒井里子

 

<出席者>一歳、彩葉、うみやま、かずみ、酒井里子、佐々木斐都、田川宏朗、

     中澤京華、漂彦龍

 

※次回は2020年3月14日(土)に開催予定。題詠「緑」、自由詠。

開催場所と時間は来月以降お知らせします。